2015年7月2日 10:00
拡大するDDoS攻撃、CDNのAkamaiから見た"セキュリティの今"
CPUが入っているものならなんでも攻撃プラットフォームになりうる。
我々はこの分野での動向を注意深く観測しており、どのようにしてIoTを安全にするかを考えているところだ。今後IoTのセキュリティ問題は大きくなってくるだろう。私は自宅で(Google傘下の)NESTを利用しているが、プライマリーネットワーク上では利用していない。
あらゆる技術は良いことと悪いことに使える。IoTにより、製品が故障する前に状態を知らせることが可能になるが、これは効率化につながる良い面だ。このような「メリット」と「リスク」にはバランスが必要で、本当にこれを自動化する必要があるのか、導入前にハッキングされるリスクを考えるべきだ。
例えば、セキュリティカメラがハッキング可能であることがわかっている。
セキュリティのためであるはずなのに、ハックして家の中を見ることができるとなると、本末転倒だろう。――Akamaiのセキュリティ事業で、今後どのような分野を揃えていく予定か?
我々の伝統的な役割は、インバウンドのトラフィックを安全にすることだった。これに加えて、現在アウトバウンドのトラフィックのセキュリティも検討している。