愛知県名古屋には日本初の本格チベット寺院が。チベットグルメとともに体験
「中に入る前にまずお線香をたいて身を清めてください。そして四方にいる仏様に挨拶をしてくださいね。線香は3本あってそれぞれ……(以下略)」と、一つひとつ丁寧に作法をレクチャーしてくれる。
この広報・浅井さん、聞くとかなり異色の経歴の持ち主だ。大手デパートのデザイナーを長年勤めたというクリエイター出身なのである。デザイナーとして会社勤めの傍ら、プライベートではなんと山伏の修行に励んでいたというのだ。そして定年と同時に、残りの人生は仏教に身を捧げようとチャンバリンの案内人に就いたのだという。
「1階と2階をざっとご案内するだけでも、3倍速で話して1時間はかかります。
質問に答えようものなら2時間コース。この前なんか3時間かかった人もいました」とこの時点でトークが止まらない。
「お釈迦様のことチベットのこと、仏教のこと。話したいことはいろいろあるんですよ!そもそも仏教とは……(以下略)」輝くまなざしで語り続ける浅井さん。「でもカタイことを言ってはいかん! まずはたくさんの人に来ていただかないと」とのこと。実際、本家ジョカン寺のご本尊のご利益をインスパイアしてつけた寺院のキャッチフレーズは、「縁結び(えんむすび)