博報堂のコピーライターには世界で活躍する現役ダンサーがいた!
もともと表現手段が多様なクリエイターになりたいと思っていたので、広告業界への就職を決めました。広告には、形のないものを表現し世の中に影響を与えるという意味で、無限の可能性を感じたという点が決め手になりました。
――博報堂のコピーライターになるのもかなり難しいと思うのですが。
最初は、営業職として配属されて、4年目でクリエイティブの部署に異動することになり、コピーライターとして仕事をするようになりました。同時に、プライベートでも自分を表現できる創作活動をしたいという気持ちが湧いてきて、その時にちょうどダンスユニット「DAZZLE」に加入しました。彼らが舞台をやろうとし始めた時期で、僕の持っている力が役立つと思ったので。今から約8年ほど前のことでした。
――コピーライターとダンサー/演出家は、一見まったく共通点を見出だせませんが、どのような点に近しいものを感じたのですか?
皆さんからは、バラバラのことをやっているように思われるかもしれませんね(笑)。
でも、自分の中ではクロスフェードする部分が多くあり、両方のお仕事がとても近い存在なんです。例えば、"人の心を動かす"という点においては、コピーライターもダンサー/演出家も、非常に強く共通するものがあると考えています。