博報堂のコピーライターには世界で活躍する現役ダンサーがいた!
また、公演を行う会場が広くなるにつれ、観客席から字幕が見えづらくなることを考慮してナレーションを採用する機会が増えてきているのですが、ダンスとの距離感を大切にしながら「音」としての言葉をより意識しています。振り付けや動きに合わせるために、脚本のディテールを変えることもありますね。
――そんな飯塚さんが脚本を手がけられているDAZZLEの最新作公演「二重ノ裁ク者」(2月14日~16日)が今週から始まりますね。
今回の公演では、ナレーションを俳優の浅野忠信さんに担当していただけることになりました。ナレーションを考えるときは、基本的に誰が話すかも想定しながら考えるんですけど、今回の場合は浅野さんを想定していたので、引き受けていただき、ありがたかったです。浅野さんのナレーションには聴く人を惹きつける強い引力があり、ダンスパフォーマンスの放出する力とのコラボレーションを、ぜひ楽しんでいただければと思います。また、コンテンポラリーからストリートまで多彩なジャンルを融合したダンス、重厚なストーリー展開、さらにサウンドやライティングによる演出など、DAZZLEならではのステージを、ぜひ会場に足を運んで体験していただければ嬉しいです。