くらし情報『田原総一朗「すさまじい話だけど、可愛い映画」- 『ラブ&ピース』トークショー』

2015年7月27日 13:10

田原総一朗「すさまじい話だけど、可愛い映画」- 『ラブ&ピース』トークショー

と胸中を語った。

続けて田原氏は「最後はカメちゃんゴジラみたいだったね。すさまじい話だけど、可愛い映画だよね」と本作を評しつつ、「西田(敏行)さんが出てくる(地下世界の)ファンタジーの部分がいいですね」と絶賛。さらに園監督に「下水道にファンタジーの世界を作ったことについては?」と質問すると、園監督は「(脚本を書いた)25年前は東京がバブルで浮かれていた頃、すぐに浮かれる日本人への皮肉だった」と当時を振り返り、「今は東京オリンピックを前に、目の前の問題を無視して、蓋をしてという世界。棄民の象徴として下水道のシーンがある」と、捨てられた人形たちが暮らす下水道の世界に込めた思いを吐露した。

また園監督は、西田が演じる謎の老人が福島弁であることについて「捨てられたものを語るときは福島弁にしたいと、いろんな風に取れるようにした」と現代の日本に込めたメッセージを説明。さらに「25年前は夢の島の風景から始まったけど、今それが無くなっちゃって」「撮影をした2013年に、2015年の設定にすれば東京オリンピックに向けてスタジアム建設が始まるんじゃないかと。そうしたら、今本当にそうなっている」と話すと、田原氏も現実に起きている問題になぞらえ「実際大騒ぎだね」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.