くらし情報『IoT機器に仕込めるアキバ発の"忍者" - Cerevo、東芝SoC搭載の超小型モジュール「BlueNinja」発表』

IoT機器に仕込めるアキバ発の"忍者" - Cerevo、東芝SoC搭載の超小型モジュール「BlueNinja」発表

「BlueNinja」は、発表会も行われた東京・秋葉原のハードウェア・スタートアップ向け施設「DMM.make AKIBA」で量産する。基板単体のほか、デバッガ付きブレイクアウトボードを搭載した開発キットも、9,990円で販売する。

初回ロットは300枚。初回版を購入する先着300名には、デバッガ付きブレイクアウトボードのセットに、リチウムイオン電池を同梱したスペシャルモデルを、9,999円で送料無料で販売する。

●既存モジュールが使えない「量産」の壁
Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏は、市場には多数のハードウェア開発用モジュールが流通しているが、これら開発用モジュールはプロトタイプのみに特化しており、量産フェーズでは継続利用できない課題があると、「BlueNinja」の開発背景を紹介した。

岩佐氏は、「電子機器業界と、最近のハードウェア・スタートアップ企業の間に壁があると感じる」と語る。既存のハードウェア業界では、プロトタイプ製品と量産製品は完全に別物で、プロトタイプ製品では高価な専用部品を使う一方、量産製品ではコストを下げ低価格化への圧力があるという。

一方、スタートアップ企業では、使えるリソースが少ないため量産は決定事項ではない。

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