2015年7月29日 18:00
KDDIが富士山で取り組む「環境」と「エリア」、2つの"保全"
クリーンな気持ちでクリーンな富士山を楽しく快適に登る。そんな御殿場口から、取材の旅はスタートした。
○どこでも使えるトランシーバー
といいつつ、取材で登り始めたのは富士宮口から宝永山を回って頂上を目指す、いわゆる"プリンスルート"だ。皇太子徳仁親王殿下が2008年に歩んだルートで、この名前がついた。
当日は都内で朝から土砂降りの雨という天候で、雲行きの怪しい登山となったが、途中から晴れ間も見えるなど、プリンスルートの効果(?)か快適な登山となった。
弊誌をいつもご覧になっている方であれば目にしたことはあるかもしれないが、実は筆者、昨年も富士山を同じ取材で登っている(関連記事:富士山山頂でもYouTubeが見られる時代 - 携帯キャリアのLTE電波対策に迫る)。昨年は吉田口という一番人気の登山ルートであったため、道中多くの登山客に出くわしたのだが、天候がさほど良くなかったためか、ほぼ取材隊一行のみで宿泊する砂走館まで辿り着いた。
途中、宝永山の"馬の背"と呼ばれる小高い中腹の山の部分では、猛烈な風を体験し、取材で話を聞く相手の声が聞こえなかった。
取材隊一行は7名だったのだが、年齢や背格好がバラバラで、道中の歩く速度はバラバラだった。