2015年7月30日 10:45
クロスフィニティ、国内におけるSEO市場調査 - 2017年までを予測
全体としては自然検索経由のトラフィックの重要性および期待感は依然として高く、多くのSEOサービス提供企業は旧来のSEOサービスに加えて、コンテンツマーケティングをサービスとして提供するようになり、市場全体としては伸長する結果となったという。
2015年のSEO市場については、前年度比111.1%の395.8億となると予測。コンテンツマーケティングの領域では旧来のSEOの視点だけでは捉えきれないメソッドが数多くあり、自然リンクを集める手法として有効視されている一方で、間接効果を含めたコンバージョンを目的とした場合のROI(投資対効果)は比較的中長期的に見積もる必要があることから、市場としては伸長するものの、KPIの設定やコンテンツの質の評価手法については今後も模索が続くと予想している。
そして、2015年以降のSEO市場については、コンテンツマーケティング分野の市場プレイヤーが増え、市場の裾野は広がるものと見込んでいるが、2015年以降数年内に旧来のモデルによる収益伸び率の下落をカバーできるまでは至らないと予測。またコンテンツマーケティング含め、スタートアップや大手企業中心にインハウスの動きも増えてきているが、エンタープライズ型SEOプラットフォームやサードパーティリンクツールの導入の動きは代理店やコンサルティング会社が中心となっており、2017年までは大きな変化は起きず、堅調に推移するものと予測している。