くらし情報『事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (197) iPad対応の歯科ソリューションで在宅歯科診療支援 -サンシステム』

2015年7月31日 09:00

事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (197) iPad対応の歯科ソリューションで在宅歯科診療支援 -サンシステム

病状によっては食べ物を飲み込む能力が低下している患者もいます。歯を治療して終わりではなく、食べ物をしっかり噛んで飲み込むまでの全般を見ていく必要があり、そのためには主治医、訪問看護師、ケアマネージャ、ヘルパー、家族といった方々との綿密なコミュニケーションは欠かせません」

例えば入れ歯の手入れ方法は、文章でマニュアルを作成するよりもiPadで写真や動画を撮影して共有すれば理解が早い。訪問時に気付いた患者の健康状態を主治医や訪問看護師などに申し送る場合でも、その場でiPadからメールにより関係者全員に情報共有すれば効率的だ。iPadを活用した訪問歯科診療は、単に歯科医師の事務処理作業を軽減するツールにとどまらず、患者を取り巻く医師・介護スタッフ・家族との多職種連携を促進することで患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を向上させる可能性も秘めている。

「医科の領域では担当医や介護スタッフ、薬剤師などの多職種連携は進んでいますが、歯科についてはまだ発展途上の状況です。口腔内の清掃や咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)を改善するために歯科医と栄養チームの連携を図るなどのコミュニケーションは今後さらに重要となっていきます。

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