2015年7月31日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (197) iPad対応の歯科ソリューションで在宅歯科診療支援 -サンシステム
このコンソーシアムを通じて『ランシステム』を開発されたリンク様と知り合い、訪問歯科診療に従事する医師の不足している現状に対し、少しでも歯科医師の業務負荷を軽減できればと思ったのが開発に踏み切ったきっかけです。iOSアプリの開発に長けたリンク様と当社で共同開発し、iPadの提供元であるソフトバンクとの3社で『歯科訪問診療支援ソリューション』として2014年10月にリリースしたのが『Sunny-CARE』と『Sunny-LOSA』の連携システムです」(三井氏)
○iPadはコミュニケーションツールとしても非常に便利
在宅歯科診療の難しさは、患者を取り巻く医療・介護に関わるメンバーとのコミュニケーションにあると横山医師は指摘する。「医院に通院できない患者ですから、介護を必要とする何らかの疾患を抱えているわけです。健康な患者ならばその人にぴったり合う入れ歯を作ってあげれば歯科医の治療は終わりですが、要介護の患者は自身で入れ歯の手入れをできないケースもあります。介護に当たる家族やヘルパーが入れ歯を扱ったことがなければ、入れ歯の手入れ方法を指導しなければなりません。歯の状態に合わせた食事の指導も必要です。