くらし情報『MCUは販売数量が大幅成長も価格低下で売上高は微増 - IC Insights予測』

2015年8月21日 08:00

MCUは販売数量が大幅成長も価格低下で売上高は微増 - IC Insights予測

MCUは販売数量が大幅成長も価格低下で売上高は微増 - IC Insights予測
米国半導体市場調査会社IC Insightsが8月19日(米国時間)公表した「IC産業レポート年央改訂版」によると、マイコン(MCU)は、数量的には今後とも大きく伸びるが、前例のない価格下落により、売上高の増加には余りつながらないようだ。スマートカード、組み込みセンサ、IoTへの応用などが、低価格32ビットMCUの数量の伸びをけん引している。

この結果、MCUは2015年に数量ベースで前年比33%増加し254億個に達する見込みである。金額ベースでは、2014年159億ドル、2015年166憶ドルといずれも新記録を達成しているが、いずれも前年比4%の伸びに留まっている。数量ベースでは2桁増を続けているにもかかわらず、金額ベースでは微増にすぎない。

図1に示すように、MPUの平均販売価格(Average Sales Price:ASP)は、2014年は前年比12%減の0.83ドルだったが、2015年には21%低下して0.65ドルへと落下が継続すると予想される。IC Insightsは、2016年には数量ベースで25%成長し316億個、金額ベースで7%成長し177憶ドル、平均販売単価は14%の低下を予測している。

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