このようにマルウェアだけでもかなりの脅威と言えるが、それだけではない。定義上は厳密に「マルウェア」と言えないが、不完全な振る舞いをするアプリも100万種以上検出したという。これらのアプリはユーザーのプライバシーとセキュリティに脅威をもたらすおそれがあるため、好ましくないアプリ(PUA:potentially unwanted apps)と言われている。
PUAに分類される多くのアプリがアドウェアを含み、ユーザーのデータを不要に収集したり、ポップアップ形式のマルウェアや偽の振る舞いによりユーザーをだましたりしている。
もちろん、Androidデバイスとデバイス内に保存している自分の個人データを保護するにあたって、アンチウイルスだけに頼るべきではない。
AV-TestのHendrik Pilz氏は「スマートフォンはサイバー犯罪者にとって魅了的なターゲットとなっている」と述べているが、これは「プライベートな写真」や「電子メール」「銀行口座」など、機密データにアクセスする際にAndroidデバイスを使う人が増えているためだ。そこで、アプリのセキュリティ上のリスクをアドバイスするなど、特別な機能を持つAndroidのセキュリティアプリの利用をPilz氏は推奨している。
夫「今から親が遊びに来るから!」突然の報告に困惑するが…→来訪した”義父の優しいフォロー”に感動…!!