2021年7月31日 10:00
芸人・ですよ。地獄だった暗黒時代を経て復活! 謝罪代行にやりがい「自分のギャグが人のためになれば」
銃を持った人が4人くらい現れ、乗っていた全員、財布を盗られて。一文無しになってどうしようと思っていたら、たまたまバスにイグアスの滝の近くに住んでいる日本人のご夫婦がいて、家でご飯を食べさせてくれたり、助けてもらいました。人生の中で人に助けてもらう経験がいろいろあり、自分も人のために何かしたいという思いがありました。
――バスジャックに遭われていたとは……。謝罪代行を始めると発表され、最初400件くらい依頼があったそうですね。
冷やかしも含めてですけど、それくらい依頼がありました。必要とされているというのはうれしかったですね。
――これまで謝罪代行されたのは何件くらいですか?
30件くらいです。
始めてすぐコロナ禍になってしまい、今は自粛しているので。コロナが落ち着いて再開できたらと思っています。
――印象に残っている謝罪代行エピソードを教えてください。当時27歳の女性から「親孝行が全然できてないからお母さんに謝ってほしい。お母さんは、ですよ。さんの大ファンなんです」という依頼があり、楽な現場だと思ったのですが、待ち合わせしたときに「実はお母さんボケているんです」と言われ、お会いしたら僕のこともわからなかった。