くらし情報『パナソニック、10cm精度を実現した高精測位システムを開発 - 北海道でTOUGHPADを使った実証実験、スマート農業や除雪作業に』

2015年8月28日 14:09

パナソニック、10cm精度を実現した高精測位システムを開発 - 北海道でTOUGHPADを使った実証実験、スマート農業や除雪作業に

1周波RTK-GNSS機能を実用的なものにした。また、屋外での視認性が高い10.1型WUXGAのIPSα液晶を採用しているほか、TOUGHPADならではの耐衝撃、耐振動設計により過酷な作業環境にも対応。IP65の防塵および防滴設計も実現している。

また、7型液晶ディスプレイを搭載したFZ-M1では、背面部に高精度測位システムを組み込みことができるキットを用意し、一体化することになる。価格は現時点では未定だが、パナソニックが配信する補正データを5年間提供するサービスモデルなどを用意する。

○用途は除排雪やスマート農業、熟練オペレーター不足をカバー

高精度測位システムの用途は、いくつもある。代表的なのが除排雪への活用だ。

豪雪地帯における除排雪は、道が完全に雪で埋まってしまうことから、道の状況に熟知し、最適な場所を除排雪する技術が求められる。
だが、こうした技術を持つ除排雪従事者の高齢化などの問題もあり、今後、熟練オペレーターが不足することが懸念されている。そこで、3次元の道路地図を利用して、道路構造物を可視化。道路知識がない作業者でも、安心、安全な作業を支援する。

今回開発したTOUGHPADによる高精度測位システムでは、除雪車に持ち込みながら、除雪する場所を表示。

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