2015年9月2日 17:35
iPhoneでWi-Fiが途切れがちなときは「静的IPアドレス」を試してみよう
iPhoneでWi-Fiを利用する場合、入力が必要な情報はルータ側で設定したアクセスポイント名(ESSID)とパスワードのみ、しかもいちど認証されてしまえば次回以降は自動接続できる。実際には、ルータ側で稼働している「DHCPサーバ」に問い合わせ、通信に必須のIPアドレスを貸与してもらう手続きを行っているのだが、iPhoneでは一連の処理を自動的に行うよう設定されているため、ユーザが意識する必要はない。
しかし、ふと気がつけば通信不能、いつのまにか接続がオフ、などというトラブルを耳にすることも少なくない。原因はルータにあるのかiPhone(iOS)にあるのか、製品数の多さからして判断は難しいが、なんらかの理由でIPアドレスが適切に貸与されていない可能性は考えられる。
そんなときには、IPアドレスの「固定化」を検討してみよう。適切なIPアドレスをiPhoneに手動設定し、つねに同じIPアドレス(静的IPアドレス)を使うことで、DHCPサーバの影響を排除しようというわけだ。この措置により、少なくともIPアドレスの割り当てを原因とするトラブルは回避できるようになる。
IPアドレスの割り当てには知識とノウハウが必要だが、ルータ(のWi-Fiアクセスポイント)