2015年9月3日 09:46
【VMworld2015】ゲルシンガーCEOが語る「ITリーダーが押さえるべき5つのポイント」
(Gelsinger氏)
企業が守るべきは、人、アプリケーション、そしてデータである。Gelsinger氏は、「セキュリティ機能は『Built in VS. Bolt on(組み込みか追加か)』の議論があるが、これはナンセンスだ。セキュリティは『Architecture in(アーキテクチャの一部)』であり、それを実現しているのが仮想化だ」と語る。
Gelsinger氏の考えはこうだ。仮想化は、人・アプリケーション・データとコンピュータ・ネットワーク、そしてそれに接続されるデバイスの中心に位置する。その"立ち位置"を利用し、適切なユーザーに、適切なアプリケーション/データを、適切なセキュリティレベルで提供できることが、仮想化のアドバンテージであるという。
Gelsinger氏は、「アーキテクチャとして組み込まれたセキュリティ機能は、コスト面でもメリットがあり、運用管理面でも、後付けセキュリティ機能より簡素化されている。(仮想化をセキュリティの中核とする考え方は)セキュリティのルネサンスだ」と、その優位性を強調した。
「プロアクティブな技術の導入」では、人工知能(AI)を挙げる。過去において、AIの流行は何度か訪れたものの、いずれもビジネスに定着するものではなかった。