2015年9月7日 08:30
「感圧タッチ」とは - いまさら聞けないスマートフォン用語
スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「感圧タッチ」についてです。
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感圧タッチ(Force Touch)とは、指先やスタイラスペンで押す力の強弱を利用した操作体系で、感圧センサーを利用したパネル(感圧方式)により実現されます。Apple Watchの液晶パネルやMacBookのトラックパッドに採用されたことで注目を集め、今後各社のスマートフォン/タブレットに採用されることが期待されています。
従来の液晶パネルは、その多くがタッチセンサー技術として静電容量方式が採用されてきました。人体が発する静電気を感知する静電容量方式は、軽く触れただけで反応するため手書き入力しやすく、複数点の検出が可能(マルチタッチ)などのメリットがある反面、誤作動しやすいというデメリットがあります。
感圧タッチを採用することのメリットには、操作バリエーションの増加が挙げられます。画面を軽くタッチしたときにはスタート、強めに押し込んだときはキャンセル、などとタッチの強弱でスマートフォン/タブレットの反応を変えることができます。