2015年9月8日 11:43
"訪日外国人"や"知的財産"も貢献、7月の経常収支が13カ月連続の黒字
財務省は8日、2015年7月の国際収支状況(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は1兆8,086億円の黒字となった。黒字は13カ月連続。黒字幅は前年同月と比べて1兆4,050億円拡大した。
○旅行収支、1996年以降7月では過去最大
貿易・サービス収支は2,917億円の赤字で、2カ月連続の赤字。赤字幅は前年同月より1兆203億円縮小した。貿易収支およびサービス収支が赤字幅を縮小したため、赤字幅は縮小した。
貿易収支は1,080億円の赤字で、2カ月ぶりの赤字。
赤字幅は前年同月比で7,501億円縮小した。原油の輸入額が減少したことなどで、赤字幅は縮小した。
輸出額は前年同月比2,868億円(4.6%)増の6兆5,448億円と、2カ月連続の増加。輸入額は同4,634億円(6.5%)減の6兆6,529億円と、7カ月連続の減少となった。
また、同省関税局がまとめた2015年7月分貿易統計(通関ベース)によると、輸出額は同4,717億円(7.6%)増の6兆6,637億円。商品別では、自動車が同956億円(9.6%)増、船舶が同364億円(33.7%)