ヴイエムウェア三木会長が語る、パートナーとの「協業」と「競合の可能性」
こうしたサービスについて三木氏は、「クラウド事業者自身で、ハイブリッドクラウド・サービスを提供する事業モデルは増加している。ヴイエムウェアとしても、そうしたクラウド事業者を支援するプログラムを提供していく」と語る。
○今後、どのようにセキュリティ分野に取り組んでいくのか
三木氏が協調するのは、パートナー企業の重要性だ。2014年7月、ヴイエムウェアがパブリッククラウドソリューションとして「VMware vCloud Hybrid Service(現 VMware vCloud Air)」を発表した時は、既存のパートナー企業と競合するとの見方が広がった。三木氏は「(パートナーとの)競合がゼロではない」としつつも、「ハイブリッドクラウド市場は今後も拡大する。パートナー企業もMSPモデルのように『インフラ部分はヴイエムウェアに任せ、その上のサービスの部分でビジネスをしたほうがメリットがある』と考える企業もある」と力説する。
今回のVMworldでは、ネットワーク仮想化プラットフォームである「VMware NSX」や、仮想マシン単位でセキュリティ対策が可能になる「マイクロセグメンテーション」