2015年9月17日 11:02
スマホの出荷台数に復調の兆し、理由はAndroid端末? - IDC調査
IDC Japanは9月16日、国内モバイルデバイス市場の2015年第2四半期(4~6月)の出荷台数実績および2015年~2019年の予測を発表した。
同社の定義するモバイルデバイスは、スマートフォンとタブレット[eReaderを除く]、PC、通信データカードなどのData Communication。
これによると2015年第2四半期の国内モバイルデバイス出荷台数は、前年同期比5.8%減の1,065万台。スマートフォン市場は、新製品の投入や、フィーチャーフォン形状でAndroidを搭載した製品の出荷増によって前年同期比23.6%増のプラス成長となっている。
しかし、タブレットは家庭市場での買替えサイクルの長期化や大画面スマートフォンの影響から、前年同期比13.4%減。また、PCは2014年のWindows XPサポート終了に伴う特需の反動の継続および円安の影響によるITサプライヤー(ベンダー)提示価格と市場希望価格とのギャップの拡大によって、同36.0%減の大幅なマイナス成長となった。このPCの出荷台数の減少が国内モバイルデバイス市場全体に影響を与え、マイナス成長につながった。
2015年通年の国内モバイルデバイス市場は、前年比4.1%減の5,000万台と予測。