2015年9月23日 09:58
第4世代Apple TVが厚くなった理由は…、iFixitが早くも分解レポート公開
米iFixitが第4世代の「Apple TV」の分解レポートを公開した。モジュラー構造の修理しやすいデザインになっており、iFixitは修理可能(Repairability)スコアに8点(最高10点)という高スコアをつけた。第4世代のApple TVはプロセッサにA8を搭載、tvOSで動作し、サードパーティがApple TV向けのアプリを開発できる。発売予定時期は10月下旬だ。
パーツや筐体の固定に接着が用いられているのが近年のApple製品の修理を難しくしていたが、第4世代のApple TVでは接着が最小限にとどめられている。底面のふたは爪だけで止められているので簡単に取り外せる。ふたを開けるとロジックボードが現れる。ロジックボードの固定などに用いられているネジは一般的なTorxネジで、ツールの入手が難しい特殊なネジは一切使われていない。
第2・3世代モデルの厚みが23ミリであるのに対して第4世代モデルは35ミリと厚みが増したが、A5チップからA8チップにアップグレードされ、ゲームやマルチメディアにより活用されるようになるのが原因であるとiFixitは見ている。ロジックボードを外すと、熱を逃がすための大きなヒートシンクが出てくる。