くらし情報『肥満小児は脂肪肝の頻度が高く肝硬変のリスクも高い - 大阪市大が調査』

2015年9月25日 22:25

肥満小児は脂肪肝の頻度が高く肝硬変のリスクも高い - 大阪市大が調査

肥満小児は脂肪肝の頻度が高く肝硬変のリスクも高い - 大阪市大が調査
大阪市立大学(大阪市大)は9月24日、肥満小児は脂肪肝の頻度が高く、肝臓の硬さの数値が高い傾向にあるとの研究結果を発表した。

同成果は、同大大学院医学研究科 発達小児医学の徳原大介 講師と趙有季 医師らの研究グループによるもの。詳細は、米国の科学誌「PLOS ONE」に掲載された。

近年、日本における肥満小児が増加しており、脂肪肝や高脂血症、糖尿病などの合併症の早期発見と治療介入が課題となっている。中でも肥満による脂肪肝は、肝細胞への脂肪沈着のみが認められる単純性脂肪肝と、脂肪化のみならず線維化・炎症性変化を伴う非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の2種類に分類され、NASHは肝硬変に進展する可能性が高いことが知られている。

脂肪肝評価として近年、体表からプローベを当てるだけで、痛みや出血を伴わずに非侵襲的に短時間で肝硬度と脂肪蓄積量を定量化することができる肝硬度測定機器「フィブロスキャン」の有用性が成人では報告されていたが、国内の小児に対する検討は皆無であったという。そこで今回、研究グループでは、小児、中でも肥満小児における同機器の有効性と実効性の評価を目的に研究を行ったという。

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