2015年10月1日 11:00
System Centerによるラクラクサーバ管理術 (1) 複雑化するシステムにおけるサーバ管理のポイントとは?(1)
○運用管理製品選定のポイントは統合的に一元管理できるかどうか
このように、運用管理業務が複雑化し、負荷が増大しているなか、人の手だけで行うことはすでに困難な状況にあると言えるでしょう。そのため、国内外を問わずベンダー各社から運用管理製品が提供されています。
運用管理製品は、ある管理項目に特化したものもあれば、複数の製品を組み合わせた運用管理製品群として提供しているものもあります。
運用管理製品を選ぶ際のポイントは統合的に一元管理できるかどうかにあります。特定の管理項目を対象とした製品ではなく、運用管理製品群を利用するメリットとして「各製品間の連携により一元的な運用管理が行えること」「各製品の問い合わせやサポートを受ける際、問い合わせ先を集約することができること」が挙げられます。
以下の表に、主なサーバ運用管理製品群および提供ベンダーを示します。
本連載では、マイクロソフトが提供する「Microsoft System Center 2012 R2 (以降 System Center) 」に焦点を絞り、各製品 (コンポーネント) に搭載されている機能によって、どのようにサーバを管理していくかを紹介していきます。