くらし情報『日本近代建築の息吹を感じながら、美術と食を楽しむ - アートなカフェ探訪』

2015年10月5日 12:00

日本近代建築の息吹を感じながら、美術と食を楽しむ - アートなカフェ探訪

日本近代建築の息吹を感じながら、美術と食を楽しむ - アートなカフェ探訪
「建物自体」が展示作品とも言える美術館が、東京の玄関口・丸の内にあります。

東京駅から徒歩5分、二重橋前駅から徒歩3分とアクセス良好。緑の美しい中庭を抜けたところに入り口を構える美しい赤レンガのたたずまいの「三菱一号館美術館」が今回の主役です。

○鹿鳴館・ニコライ堂を手がけた建築家による建物を忠実に復元

この美術館は、三菱が1894年に建設した丸の内初のオフィスビル「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの。コンドルは「お雇い外国人」として来日し、鹿鳴館やニコライ堂、旧岩崎邸庭園、旧古河庭園など数々の素晴らしい設計を手がけた建築家で、明治以降の日本近代建築の基礎を築いた人物です。

建築様式は、19世紀後半の英国で流行した「クイーン・アン様式」で、当時は館内に三菱合資会社の銀行部が入っていたほか、階段でつながった三階建ての棟割長屋の物件が、事務所(オフィス)として貸し出されていました。

コンドルが設計した「三菱一号館」は、老朽化のために1968(昭和43)年に解体されました。そこから40年あまりの時を経て、2009年に同じ場所に復元され、2010年春に「三菱一号館美術館」

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