2015年10月7日 20:15
側にいない同僚の忙しさがわかる、進化するテレワーク技術 - CEATEC JAPAN 2015
など、テレワークに必要な各種機能が備えられている。
農工大では、「遠隔オフィスの状況を推定し提示する機能」を開発。これは、作業者やオフィスの忙しさを把握することができるシステムだ。マウスやキーボードの操作、アプリケーションの切り替えなどから、パソコンを操作している作業者の忙しさを推定し、低・中・高の3段階で忙しさのレベルを表示する。ほかにも、パソコンに設置されているカメラから顔の傾きを検出したり、マイクで周囲の音を拾うことでも、忙しさの指数を測っている。
各端末の忙しさを一覧表示させることもできるため、離れていても各人の状況を把握することが可能となっている。
OKIでは、「注目エリアにアクセスして会話できる機能」を開発。タブレットで表示される遠隔オフィスから、ワーカーに焦点を当てて、電話ボタンをタップすることで、電話をすることができるというシステムだ。
また同社では、「エリア収音システム」も開発しており、これは、複数のマイクアレイを用いて指向性を形成し、収音したいエリアで別々の方向から指向性を交差させることにより、エリアの周囲に雑音があってもエリア内の音のみ収音することができる仕組みとなっている。