2015年10月12日 06:00
行った気になる世界遺産 (25) 世界遺産の街・ウィーンで「美術史美術館」巡り - "世界一美しいカフェ"も
○世界遺産データ
『ウィーンの歴史地区』(文化遺産)。オーストリア。2001年登録。
季節はすっかり秋ですね。みなさんいろんな形で秋を満喫していらっしゃるかと思います。筆者は「芸術」の秋かなぁ。今秋も面白そうな企画が目白押しなので、週末ごとに美術館めぐりをしています。芸術の都といえば、やはりウィーンですよね! ということで今回は世界遺産『ウィーンの歴史地区』内にある「美術史美術館」に関してお話します。
ウィーンは13世紀から20世紀にかけて、ハプスブルク家の本拠地として大きく繁栄しました。ハプスブルク家の手厚い庇護のもとで、芸術や音楽が発展していったのです。美術史美術館は、歴代王たちが数百年以上かけて集めたコレクションを基礎としているだけあって、収蔵品はすばらしいものばかりです。
特にブリューゲルの作品数は世界最大です。彼の作品は宗教性がベースにありつつも、人間らしいおかしみや皮肉さにあふれていて、日本人にもなじみやすいと思います。この美術館は当時の皇帝の命により、1871年から1891年にかけて建設されました。優雅で壮麗な、うっとりするような建物です。
美術館内のカフェは「世界で最も美しいカフェ」