2015年10月20日 15:39
レッドハットら4社、OpenStackを用いたクラウド型NFVの共同検証
ベースの汎用サーバを用いてネットワークの機能を仮想的に実現するもので、オープンソース技術を取り入れ、ソフトウェア・ベースのコントローラやオーケストレーション・ツールと連携し、シンプルさと俊敏性を最大化する。
従来、企業では各拠点に顧客構内設備(CPE)と呼ばれるさまざまなネットワーク機器を設置し、通信・サービス事業者のネットワークを介してWANを構成する必要があり、CPEの管理およびコストの面で負担となっていた。
こうした状況下において、4社はデルが設立したオープン標準を利用したクラウド環境を推進するコンソーシアム「Open Standard Cloud Association(OSCA)」を通じて、サービス事業者およびサービスを利用する企業の双方にメリットのある仮想WANサービスの実現に向けた検証を実施した。
これは、CPEなどのネットワーク・リソースを通信・サービス事業者側のクラウドにvCPEとして仮想的に集約して管理・運用するもので、サービス提供を受ける企業の管理およびコスト負担を軽減する一方、サービスを提供する事業者においても運用の簡素化とコスト削減というメリットをもたらす。