2015年10月21日 06:00
ルフトハンザ、グループ内3社を経営統合 - LCCもユーロウイングスに一本化
また、11月にはユーロウイングス・ウィーン(オーストリア)の設立も予定している。
現在、欧州のポイント・ツー・ポイントではすでにイージージェット(英国)やライアンエア(アイルランド)が先行しているが、ガーナートCEOは「2社に肩を並べるのは難しいものの、90以上の路線展開で欧州3位を目指す。ルフトハンザとは独立した事業として競争力を高め、年間の最終利益で5億ユーロ増を目指す」とコメントしている。その中で、ジャーマンウイングスを徐々にユーロウイングスへ統一させていく。
○3社の経営統合で裏方の人材を15%削減
ルフトハンザ ドイツ航空としては、同グループ傘下にあるスイス インターナショナル エアラインズとオーストリア航空を2016年1月1日をもって経営を統合する。各ブランド名はそのまま継承されるが、路線計画やチケットの価格設定、さらには機材や燃料の購入、各空港への交渉などでメリットを共有できる新組織に移行する。
これらのプロセスの共有によってよりスムーズな意思決定のほか、裏方となる部門の人員を15%削減することも見通している。この3社の経営統合は、2012年からジョイントベンチャーを展開しているANAにもメリットをもたらすとガーナートCEOはコメントしている。
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