2015年10月21日 10:19
ロンジン ミュージアム収蔵、'54「Longines Twenty-Four Hours」との邂逅
という文字が刻まれ、復刻モデルであることと、オリジナルモデルの出自を示している。価格は38万1,000円(税別)。
翻って、オリジナルモデルに目を向けてみよう。本物のクラシックならではの艶と風情、そして風格に目を奪われる。やや目立つケースの傷には、この時計が刻んできた歴史が表れているし、それでいてわずかな凹みも欠けもないラウンドケースとガラス風防からは、パイロットという過酷な仕事の中で、オーナーがひときわ大切に扱ってきたことが容易に想像できるだろう。
砂地のブラックダイヤルに映えるゴールドのスペード針。ウイングド・アワーグラス(翼付きの砂時計)のないロンジンロゴ。レールのないミニッツメーター。
それらはすべて極めてシンプルだ。ゆえに美しく、いつまで眺めていても見飽きることがない。
航空ナビゲーションというプロフェッショナルな現場のための24時間時計。機構や精度、視認性という「機能」と、腕時計としての「美」をともに追求するロンジンの思想を、この歴史的アーカイブが雄弁に語っている。
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