2015年10月24日 19:04
ゼンハイザー、開放型の最上位「HD 800S」とヘッドホンアンプ「HDVD 800改」を参考出品 - 秋のヘッドフォン祭 2015
(モデル名はまったく未定のため仮にこう呼ぶ)は、デジタル回路を大幅に刷新。DACチップにBurr-brown 7094を搭載することにより、DSD 5.6MHzのネイティブ再生をサポートした。ただし、アナログ部分の設計は変更されておらず、「DSD再生に対応すべく、DACの変更およびDAC周辺の設計見直しとPLLの改良を行った」(Axel Grell氏)とのことで、ディスクリート構成など音に対するのアプローチは大きく変わらないようだ。
見たところ、ボディカラーはブラックに変更されているが(HDVD 800はシルバー)、前面・背面ともコネクタの数に変更はない。筐体デザイン・サイズとも変更点は確認できず、前面に刻印されたモデル名も「HDVD 800」のままだ。入力信号がPCMかDSDかを識別するためのLEDも見当たらない。「まだ最終仕様ではなく、音質面でのチューニングを含め細部はこれから詰める」(Axel Grell氏)とのことで、あくまで試作品段階と理解したい。
前述したとおり「HD 800S」とバランス接続のうえ試聴したが、音の印象はほぼそのままHDVD 800だ。
デモ環境の都合で試聴した曲はPCM(FLAC)