2015年10月29日 12:53
iPhone 6sに"当たりはずれ"があるってどういうこと? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
技術解析サービス企業であるChipworks社の公式ブログによれば、サムスン製(APL0898)は14nmでTSMC製(APL1022)が16nm、ダイサイズにも違いがあるとのこと。驚いたことに、AppleはiPhone 6s/6s Plusを設計するにあたり、異なるSoCそれぞれに最適化した設計を並行して進めたようです。
基本設計が同じとはいえ物理的な違いがありますから、両者の性能はまったく同一ではありません。他の条件が同じ場合、14nmルールでダイサイズが小さいサムスン製のほうが温度上昇が速く、そのぶんバッテリーの減りもわずかながら速いと考えられます。海外のIT系ニュースサイトArs Technicaでは、A9には2種類のSoCがあり、2~3%程度とわずかながらバッテリーのもちに差が生じうることをAppleが認めたと伝えています)。
とはいえ、SoCの処理能力自体に差はなく、高い負荷をかけ続けるなど特殊な使いかたをしないかぎり、バッテリーにも性能差は現れません。当たり外れがあるとすれば、液晶パネルにムラがあるなどの初期不良のほうがよほど影響は大きいといえます。
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