くらし情報『東芝、日英/日中の通訳機能を備えた会議支援システムを開発』

2015年10月30日 10:47

東芝、日英/日中の通訳機能を備えた会議支援システムを開発

東芝、日英/日中の通訳機能を備えた会議支援システムを開発
東芝は10月29日、外国人とのビジネス会議などにおいて、翻訳結果をリアルタイムでパソコンやタブレットなどに字幕表示し、外国語コミュニケーションを支援する日英・日中の通訳機能を備えた会議支援システムを開発したことを発表した。まずは同社グループ内で同システムの運用を行い、2016年の実用化を目指すとしている。

同社は、従来翻訳が難しかった日本語の話し言葉を、翻訳しやすい単位・表現に変換する整文技術と、専門用語や社内用語などの訳語を事前に登録するために、会議資料などから自動でシステムに登録されていない言葉を抽出する技術を開発。これにより、会議参加者の外国語会議における内容理解度の向上が確認されたという。

同システムで用いられる整文技術は、さまざまな話者に共通する話し言葉特有の表現を把握する規則ベースの手法と、多様な表現を事例から漸増的に学習する統計ベースの手法を組み合わせており、広範な表現を翻訳に適した表現や長さの文章に変換するという。統計ベースの手法では、学習事例の量と質が精度に影響を与えるが、整文事例作成ツールをWebアプリケーションとして開発したことにより、整文事例の収集と整文結果の評価を効率化するとともに、事例増強によって精度を向上させているという。

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