2015年11月5日 18:27
IPAの今月の呼びかけ(11月) - 自分名義の招待メールが友人に勝手に送付されてしまう?
IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は自分の名義で招待メールが友人などに勝手に送付されてしまうといった事例を紹介している。
○SNSでよく使われる紹介メール
SNSといえば、多くのユーザーが利用するネットワークサービスの1つである。著名なものから、コアなユーザーが集うものまでさまざまなサービスがある。そして、ほとんどSNSで使われる機能の1つに紹介メールがある。メッセージ交換やコミュニティを形成する際に、参加するユーザーの範囲を限定することで、より深く、安心できるやりとりが可能となる。
メンバーとして参加するために使われるのが、紹介メールである。今回、IPAが取り上げた事例は、この紹介メールの一種である友達リクエストが自分の名義で勝手に送付されてしまったことである。
IPAによれば、この相談は2015年5月あたりから寄せられるようになり、10月には52件と前月より5倍近くまで増加した。
○連鎖的に送信された招待メール
では、どのようにして、ユーザーが意図せず友達リクエストが送信されてしまったのか。まずユーザーの元に海外SNSより、友達リクエストが届く。