くらし情報『東京都・汐留でボタニカル・アートの名品などを展示するキュー王立植物園展』

2015年11月6日 06:30

東京都・汐留でボタニカル・アートの名品などを展示するキュー王立植物園展

探検隊や植物最終家は、観賞用植物の他にさまざまな植物資源も集め、そうした植物は取引されることによってヨーロッパの社会や経済に少なからぬ影響を及ぼした。特に、英国においては、庭園は文化として豊かに発達。世界各地からもたらされた植物は記録と研究のためにさかんに描かれるようになり、科学的探求の成果の芸術的な表現であるボタニカル・アート(植物画)という絵画領域が確立されていった。18世紀半ばに英国王の私的な庭園として始まった同園は、現在、最先端の植物学の研究機関であり、また22万点のボタニカル・アートを収集し世界有数の植物園となった。壮大な庭園は、長きにわたる植物学と造園技術への貢献により2003年にはユネスコ世界遺産(文化遺産)にも登録されている。

会場デザインは、代官山T-SITE(蔦屋書店)や湘南T-SITEなどを手がけた、ロイヤル・カレッジ・オヴ・アート(ロンドン)出身のマーク・ダイサムとアストリッド・クラインが設立した設計事務所、クライン ダイサム アーキテクツが担当。また、会場には、イングリッシュ・ガーデンをイメージした香りにつつまれて鑑賞する空間が設けられている。また、関連プログラムとして、ボタニカル・アートが王侯・貴族から一般市民までをどのように魅了してきたかが語られる講演会「ボタニカル・アートの魅力」

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