子宮筋腫の治療で重視するポイントは年代によって異なることが判明
(32.9%)、「治療から仕事や日常生活への復帰までの時間」(24.1%)、「子宮を残せるか」(18.9%)が続いた。年代別に見ると、20~30代では「妊娠・出産への影響」(20代: 63.2%、30代: 48.4%)を最も重視していた一方で、40~50代は、「治療から日常生活への復帰までの時間」(40代: 29.5%、50代: 27.1%)が「治療成果」に次いで多かった。
最後に、子宮筋腫と診断されて心配だったことについて質問した結果、最も多かった回答は「筋腫の拡大」(67.4%) だった。しかし、年代別に見ると20代は「妊娠・出産への影響」(64.7%)が「筋腫の拡大」(55.4%)を上回った。
産婦人科が専門で、温知会 会津中央病院 病院長の武市和之氏は「子宮筋腫は35歳以上の女性の1/4に発見されると言われる病気ですが、その治療はこれまで手術療法、ホルモン療法、子宮動脈塞栓(そくせん)術など外科手術が主流でした」と指摘。
その上で、「身体にやさしい低侵襲の治療に対するニーズは今後も増え続けると考えられ、今後多くの女性にとってMRガイド下集束超音波治療(体外から超音波を照射して、筋腫の組織を壊死(えし)させる治療法)が選択肢のひとつとなっていくことが予想されます」とコメントしている。