2015年11月13日 18:00
制作会社破綻で頓挫した劇場アニメ『虐殺器官』、新スタジオで制作再開決定
アニメ制作会社・マングローブの経営破綻により制作が中断していた劇場アニメ『虐殺器官』が、新たに設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」によって制作が再開されることが13日、発表された。
ジェノスタジオは、アニメーション映画の企画プロダクション・ツインエンジンの100%子会社として現在登記中。スタジオ名は作品の英語タイトル『GENOCIDAL ORGAN』に由来する。チーフプロデューサー・山本幸治氏が代表取締役を務め、制作再開後は10月に設立された制作プロダクション・絵梦との協業を予定しているという。
ツインエンジンによると、「ジェノスタジオはマングローブとは全く別の新たなスタジオ」。映画は2016年中の完成を目指し、村瀬修功監督はじめメインスタッフは続投する。「制作体制を強化しての制作再開」をする構えだ。
今回の発表に際し、村瀬監督は「誰も予想できない事態が起こってしまいましたが、こうして制作継続が決まったのは、伊藤計劃さんが与えてくれた好機のようにも考えることができます」と前向き。
「山本チーフプロデューサーが立ち上げてくださった"ジェノスタジオ"には、主要スタッフも再び集まってくれています」