ET 2015 - 三菱電機エンジニアリングブースに出力1kW効率95%の高周波電源が登場
また、ET 2014でアワードを受賞した非接触ロータリー電力伝送技術も出展されている。非接触ロータリ電力伝送を磁界共鳴方式で実現したことにより、アーム型ロボットや監視カメラなど「回転」が耐久性やメンテナンスの課題となるアプリケーションでの応用が想定されている。ET 2015では、金属軸のある回転装置への適用が可能になるなど発展を遂げている。
同コーナーでは、無線電力装置の開発に使用できる高周波電源 KM-1T1050も展示。出力周波数6.78MHz±15kHz、出力電力0~50Wで、自動整合機能、電力モニタ機能、過大反射電力に対する保護機能などが搭載されている。また、高効率E級インバーターの搭載により、発熱を抑え、小型・軽量化を実現している。
○距離データから移動体の座標を算出し、自律走行を支援
高精度測位コーナーでは、ギガビット級高速信号処理技術を活用した「インパルス無線方式測位システム&自律システム」のデモンストレーションを見ることができる。同システムは、4つの固定ノード(子機)から移動体(親機)を測位するUWB無線移動体測位システムで、比較的狭い領域内を移動する移動体の位置を求めることが可能。