2015年11月19日 10:30
コグニティブ・ビジネスの到来 - IBM・ロメッティCEOが語るWatsonの未来
と強調した。
同氏はコグニティブ・ビジネスについて「デジタルビジネスにデジタルインテリジェンスを加えるとコグニティブビジネスができる。テクノロジー、ビジネスの時代としてコグニティブが到来している。現在、なぜ改めてテクノロジーの時代なのかについて3つの現象がある。まず1つ目は、かつて見えなかったデータが見えるようになっている。2つ目はコグニティブ・コンピューティングの導入があり、あるとあらゆるデータを理解・推論し、学習するシステムのことで『Watson』が恰好の例だ。3つ目はコードとクラウドの繋がりで、クラウドがプラットフォームとなり、そしてプログラマーがクラウド上でアプリケーション開発を行っている。これら3つの現象を踏まえると思考能力を製品・プロセスに織り込むことができる」と語った。
そして、コグニティブ・ビジネスの5つの特徴として「1点目はより深く人との関わりが可能となり、2つ目はワトソンにより知識が拡張できる。3つ目は、コグニティブ・ビジネスであれば自動車や医療機器、家電などに学習機能を有した製品・サービスの創出が可能となり、4つ目は企業のプロセスやオペレーションでも学習することができ、5つ目はどんなリサーチに対しても活用が可能だ。