2015年11月20日 20:33
新・OS X ハッキング! (146) El Capitan」のココが気になる ~Disk Utility編~
今回は「Disk Utility」について。El Capitanでバージョン15に更新、UIを一新したが……機能向上されたとは言い難い部分もある。そこで、「ポストDisk Utility」として使える機能はなにか、代替策はなにかを考えてみたい。
○今度のDisk Utilityにはあれもない、これもない
El Capitanでは、rootlessモードこと「System Integrity Protection(SIP)」の導入により、システム領域の大部分に書き込み/変更をくわえることができなくなった。その結果というか余波として、Disk Utilityからアクセス権の検証/修復機能が取り去られたことは第142回で解説したとおり。
肝心のシステム領域が書き換え不能なのだから、アクセス権の検証/修復機能が消えたとしても大きな影響はないが、新しい仕様は個人的にダメージが大きい。それは、「ディスク全体を選択したとき未使用パーティションを図示しない」という仕様だ。
たとえば、8GBのSDカードをマウントしたとする。
そのうち2GBがパーティション作成済で、なんらかのファイルシステムが存在するとしよう。