2015年11月20日 20:33
新・OS X ハッキング! (146) El Capitan」のココが気になる ~Disk Utility編~
従来のDisk Utilityでは、パーティションタブを選択すると約6GBが未使用の領域として表示されていたのだが、新しいDisk Utilityはそれを無視する。容量欄にはディスク全体の容量(8GB)が表示されるものの、図示されるのはパーティションとして存在する領域のみなのだ。この例でいえば、帯グラフを見るかぎりでは6GBはどこへ行った? ということになる。
ツールバーに「パーティション」ボタンはあるのだが、Intel Macで標準の「GUID」以外のパーティション方式ではディム表示されクリックできない。FDISKなど他方式のパーティションマップを持つディスクの場合、全消去しないかぎり新しいDisk Utilityではディスクの全領域を図示できなくなっている。
RAIDタブが消えたことも、ある意味ショックな出来事だ。前述したパーティション情報の表示と同様、diskutilコマンドを使えば作成/管理は可能だが、GUIに表示されなくなったことで利用のハードルは高くなった。利用者が少ないと判断したからだろうが、Disk Utilityから急ぎ取り去るほど危険があるものとは考えにくく、管理者が許可すればタブの操作が可能になるよう鍵をかければいい話に思えるのだが……。