2015年11月24日 09:00
い・ろ・は・す ももの事例に学ぶ"話題のつくり方" - 鍵は4つの起爆剤
―― この段階で十分に"場"はあたたまったように感じますが、3つめのフェーズとは何だったのでしょう?
豊浦氏 : 3つめのフェーズでは事前にい・ろ・は・す ももをお楽しみいただけるような、ソーシャルサンプリング企画を走らせました。発売告知をしたのが8月25日で、そこから発売日となる10月6日までの1カ月、せっかく作り上げた"盛り上がり"をトーンダウンさせたくないという意図がありました。
また、サンプリングといっても、発売前の商品を届けるだけではつまらない。受け取ったら思わずツイートしたくなるような仕掛けとは何かと社内で議論を重ねました。そこで考えついたのが、新フレーバーのももを直球で伝えられる「ももの形をした特別なボックスに入れて発送する」ことでした。
その戦略が功を奏し、プレゼントした1,100名のうち、半数以上の方が写真に撮ってツイートしてくれました。この企画のおかげで、長いキャンペーン期間中の"中だるみ"を回避できたと思います。
―― いよいよ4つめのフェーズは、最後の一押しといったところでしょうか?
豊浦氏 : 消費者の感情を丁寧に盛り上げてきた手応えはあったので、い・ろ・は・す ももを認知・期待していた人に対し、発売日当日にリマインドする形で、「#ももも出ましたいろはすから」