2015年11月24日 11:00
米IBM、Watsonを利用して売れ筋商品を予想するホリデーショッピングアプリ
米IBMは11月18日(米国時間)、認知コンピューティング技術の「Watson」を利用したモバイルアプリ「IBM Watson Trend」を発表した。年末のショッピングシーズンの支援アプリで、売れ筋商品のトレンドや売り切れ予測ができるという。同日、iOS向けに無料で公開した。
IBMのWatsonは、質問に対する仮説の生成と評価、利用に応じて学習する能力、自然言語の理解などの特徴を持つ認知コンピューティング技術。すでに、医療、料理などの分野で活用されており、今回これを消費者のショッピングに応用する。
米国では年末、感謝祭の翌日のブラックフライデーで年末商戦がスタートする。クリスマスがあることから、年間のうち最も消費動向が活発になる時期だ。全米小売業協会によると、2014年のホリデーショッピングでは成人1人あたり約800ドルを費やしたという。
IBM Watson Trendは「Sentiment Analysis」「Keywork Extraction」「Concept Tagging」「Taxonomy Classification」などの特徴を備えるIBMのオープンな「Watson Devloper」