2015年11月24日 17:05
2015年のフラッシュ技術利用したI/O intensiveストレージは前年比42.5%増
また、高速性が求められる「Tier 0(ティアゼロ)」市場に加え、汎用プライマリストレージの置き換えを狙う「Tier 1(ティアワン)」市場での需要が拡大し始めたこともAFA市場の成長を牽引している。
Tier 1市場での需要拡大を図るためAFAも高速性を追求するだけではなく、汎用プライマリストレージと同様にデータサービス(スナップショット、レプリケーションなど)機能の強化を進めている。また、I/O性能を向上させるだけではなく、システム設置面積の縮小、低消費電力化、サーバーやストレージのハードウェア台数の削減など複合的なメリットに着目してAFAを導入する企業が増加。
同社のエンタープライズインフラストラクチャ/IPDS/PCs グループディレクターの森山 正秋氏は「AFAは、特定のアプリケーションのI/O性能を高速化するだけのソリューションではなく、ハードウェアコストの削減、設置面積の縮小、電力コストの抑制などの複合的な経済効果により、国内企業のITインフラの投資パターンを変える可能性を持っている」と分析している。
同社では、2014年~2019年における国内エンタープライズストレージシステム全体の売上額のCAGRを1.3%と予測しているが、うちI/O intensiveストレージは27.1%、Performance optimizedストレージはマイナス12.4%、Capacity optimizedストレージは8.5%と予測している。
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