くらし情報『東京都・表参道で、松・竹・梅を題材とした絵画や工芸品の展覧会』

2015年11月26日 07:57

東京都・表参道で、松・竹・梅を題材とした絵画や工芸品の展覧会

東京都・表参道で、松・竹・梅を題材とした絵画や工芸品の展覧会
東京都・表参道の根津美術館は、松・竹・梅を題材とした絵画や工芸品のコレクション展「松竹梅 -新年を寿ぐ吉祥のデザイン-」を開催する。会期は2016年1月9日~2月14日(月曜休館、ただし1月11日は開館し、翌12日休館)。開館時間は10:00~17:00。入館料は一般1,000円、学生800円、中学生以下無料。

同展は、松・竹・梅を単独に、あるいは組み合わせて描いた絵画や、それらをデザインした工芸品を展示するもの。正月になると街中にあふれる松竹梅の飾りと意匠だが、松と竹と梅とを組み合わせて、祝儀のデザインとして用いるようになったのは、寒い季節に耐える松・竹・梅を歳寒三友として愛した、中国の文人たちの思想がもたらされた結果であり、室町時代以後のことだという。

しかし、松・竹・梅は、それよりももっと古くから日本人の文化や生活にかかわってきている。門松は、もともと正月の歳神が祭場に降臨するための依代として立てられたもので、松の風格ある幹や枝ぶり、常に緑深い葉などに、ひとびとは神秘的な力を感じ取ったのだろうと推測される。
兼好法師は「家にありたき木」として松を第一にあげているということだ。また、かぐや姫誕生の場面や、七夕かざりからも連想されるように、青々とまっすぐで凛とした姿の竹にも、霊性があると考えられていた。

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