くらし情報『米Square、Apple Pay対応新型リーダー端末を全米で先行提供開始』

2015年11月26日 18:47

米Square、Apple Pay対応新型リーダー端末を全米で先行提供開始

つまり、小売店側では損害を被らないためにも、カード処理を従来の磁気カード方式のものからEMV導入へと舵を切る必要があるということだ。

一方で関係者らの話によれば、2015年末時点でもEMV導入で100%に近付くのは難しく、完全な浸透には数年かかるともいわれている。特に難しいといわれているのが中小や個人経営の小売で、主にSquareがターゲットとしている顧客層にあたる。同社ではiPhoneやiPadのイヤフォンジャックに挿入する磁気カードリーダーや、iPad一体型のスタンド形式のPOS装置を販売しているが、このライアビリティ・シフトに対応すべくEMVのチップ付きカードの読み取りに対応したリーダー装置を今年から提供開始しており、今回提供が開始されたNFC+EMVリーダー装置はその対応第2弾となるものだ。本体上面にiPhoneをかざせばApple Payが利用でき、EMV対応のチップ付きカードを装置横に挿入すればPINコードを組み合わせての支払いが可能になる。

リーダー装置自体は今年6月のWWDCで発表されたもので、1カ月ほどWWDC会場となったMoscone Center最寄りのBlue Bottle Coffee店舗でテスト運用が行われていた。

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