2015年11月28日 09:00
NTTドコモが描く5Gの未来とは - 「DOCOMO R&D Open House 2015」開催
を密に配置し、エリア内の容量を増加させる技術。干渉の影響を緩和するため、アンテナ同士の協調制御や柔軟な構成に対する最適化がポイントとなる。3GHz~6GHzでの適用を想定している。アンテナの制御によっては特定の場所だけ通信品質をよくしたり、通信品質のいい場所を動的に移動させ変化させるダイナミック仮装セル制御も検討されているとのことだった。
超多素子アンテナ技術「マッシブ-MIMO」
現在は1つの基地局につきアンテナが最大で8本程度だが、これを数十以上束ねて運用するのがマッシブ-MIMO。ユーザーだけでなくIoTでも5Gを使う時代になれば、現在よりも数倍以上の容量が必要になるが、これに対応するための技術だ。
マッシブ-MIMOに非線形プリコーディングを適用することで、さらに周波数利用の高効率化を達成。来年から日本での実証実験も開始するとのこと。
このほか、NECが5GHz帯を使ったマッシブ-MIMOの実験を行っている。
●5Gを支える要素技術その3・4
○5Gを支える要素技術その3・4
ミリ波を使った高速通信
従来の通信よりも高い周波数帯域を活用するのも5Gでのキーポイントとなる。