アニメの物語とその先を描く極上の映像&ライブエンターテイメント! 『シンデレラガールズ』3rdLIVE「シンデレラの舞踏会」初日公演
センターステージより広報の、演者が遠くにいることが多いエリアに関しては、カボチャの馬車を模したトロッコで演者の側から会いに行くというわけだ。多くの曲でボーカルを担当しないキャストたちがトロッコで会場を盛り上げたり、ダンサーを務めたりと、全員でひとつのライブを全力で作り上げていた印象だ。
より印象に残ったのは、映像を軸にした演出だ。メインステージ中央と両サイドに巨大スクリーン3枚がある構成は普通だが、さらにメインステージ内にもう2枚。シンデレラの鏡を模した小型スクリーンが2枚配されている。鏡型のサブスクリーンが一番効果的に使われていた「ミラクルテレパシー」では、鈴木絵理がサイキックパワーを使うとサブスクリーンで超能力記号カードの神経衰弱が始まる。同じ記号がめくられた鈴木が気を良くしていると、今度は2枚の爆弾マークがめくれて(映像が)大爆発! アシストメンバーの原と金子は爆発から逃げ惑ってスクリーン前から離れる……といった具合だ。スクリーンとステージの「奥と手前」の使い方としては、杜野の「気持ちいいよね一等賞!」が面白かった。
センターステージで「LET’S GO HAPPY!!」を歌い終わったばかりの松嵜が薄闇の中仁王立ちしていると、離れたメインステージに杜野が登場。