中国出身の学生が日本で起業したその理由は? popIn 程氏にきく
そうしたサービスが盛り上がっているのを見ると、自分のアイデアを見る目は確かだなと自信を持ちます」と程氏。
そんな程氏は、現在の日本で起業するベンチャー企業が増えていることを高く評価している。「ここ1~2年、国内投資の活発化を感じていますし、ベンチャー企業が増えるというのはよいことだと思います。安定志向から脱出し、クリエイティブな時代になったということではないでしょうか」と語る。
現在では大企業となった日本企業も、創業時は小さな企業だったはずだ。次々といろいろな企業が誕生し、成長し、国際的に展開して行く。そうした流れの入口にあるのかもしれないともいう。
「ベンチャー企業が多くなることで、もう一度そういう時代が来るかもしれません。
ソニーや松下(現 パナソニック)が誕生したような時代がもう一度こなければ、日本の未来は危ないでしょう。今は3Dプリンタがあり、いろいろなパーツも入手しやすく、クラウドファウンディングを利用することもでき、起業のハードルが下がっています。今はアイデアがあるなら、作ればいい時代です」と自分たちの起業から現在に至るまでの流れを振り返りながら程氏は語ってくれた。
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程氏が語ることがすべてではないが、特にここ数年の日本国内事情は起業しやすい状況が整いつつある。