2015年12月7日 12:33
運送業界の大きな波紋に? 新シェアリングサービス「ハコベル」がスタート
荷物は、軽トラック、軽ワゴンに積載できる大きさ。12月中には2トントラックでの運送を開始する。料金は、チャーター便のため、4,500円~(10km圏内)と割高となるが、それでも、一般のチャーター便よりも安いという。
○安さの秘密
安さの秘密。それは、運送会社の"非稼働時間"を有効活用したことにある。担当するのは、ハコベル専属ではなく、複数の荷主の仕事を請け負う運送会社。運送会社は従来からの仕事をこなしつつ、仕事がないスキマ時間で、ハコベルからの仕事を請け負うこともできる。仕事を請けてもいいし、断ってもよい。
運送会社にとって、プラスアルファの収益源としてみてもらうことで、納得した会社が仕事を請ける仕組みだ。
この考え方のもとに、利用者は安く利用でき、ハコベルはマッチングによる手数料を得る、運送会社は無駄な時間をなくせるという、三方がメリットを感じられるビジネスモデルとなっている。
●ハコベルは運送業界に波紋呼べるか
○ハコベルの登録ドライバーの声
実際、利用する事業者の現状はどうなのか。12月3日開催の発表会で、ハコベルの登録ドライバーである所沢ヤナイ運送の矢内武代表が登壇、同社の現状を話した。