2015年12月10日 09:07
A10が新しいタイプのセキュリティPF「Thunder CFW」を発表
と指摘。暗号化によって外部からの閲覧が難しくなって、サイバー犯罪対策としては有効である一方で、非常に負荷のかかる暗号化、そしてあらゆるトラフィックの中身が見られなくなることによるセキュリティの問題を解決するための可視化が重要になるとして、今回のソリューションの重要性を説いた。
「すべてがクラウドへと向かい、トラフィック管理・制御、そして可視化のすべてが重要になる。こうした大きな流れは、A10の強みが発揮できる領域へと行き着いている」(チェン氏)
一方の高木氏は新製品の説明を行った。今回の新製品は「専用機はTPS(DDoS防御製品)のみの投入だったが、ここにCFWを投入する」というもので、セキュリティ課題を解決するための新ソリューションだと話す。新製品は、主にエンタープライズとデータセンター、モバイル通信事業者へ向けた戦略製品で「今後必要となる新しいタイプのセキュリティプラットフォーム。お客様の要望にこたえたものだ」ということで、顧客ニーズに最適化した製品となる。大規模なデータセンターなどではフットプリントに余裕がなく、セキュリティ機能を統合した上でコンパクトに作ってもらいたいという企業が多く、そうした要望に応えるべくフットプリントを抑えている。